こんにちは、roihiです。
またまた、Amazonプライムvideoを楽しんでみました。今回は
完全ネタバレですので、まだ観ていない方はご注意くださいネ。
今日の一作
「こんな時間にバナナかよ」
出演者
大泉洋(鹿野靖明)
三浦春馬(田中久)
高畑充希(安堂美咲)
萩原聖人(高村大助)
あらすじ
の前に、まずびっくりしたのは、三浦さんがこうなる前でしたがこの映画は観て
みたいと思っていました。そして観始めて、三浦さんが出演していたので
ちょっとビックリ。最近こういう悲しい出来事が多いのでショックですよね。
でも何だかより一層、演技一つひとつもこの当時仕事に対してなど
どんな気持ちだったのかななんて考えながら観てしまいました。
すみません。m(__)m
さて、話題は大泉洋演ずる重度の筋ジストロフィーで動くのは口と頭と手だけ
しか動かせない車いすの男性鹿野靖明さんという方の実話です。
彼の生き様とそれを取り巻くボランティアの人々とのかかわりなど、三浦春馬演じる田中くん、高畑充希演ずる美咲ちゃんの成長のお話でもあります。
本編全貌(全ネタバレ)
ここから全ネタバレですので、まだ観てない方はご注意くださいね。
始まりは、鹿野の家へ美咲が恋人の田中のボランティアの様子を見にいくところから。(浮気の偵察のはずが)
鹿野は、美咲も新しいボランティアだと思って接する(こき使い始める)のです。ここから最初の場面では、鹿野の傍若無人な態度を観ているこっちもヒヤヒヤとしました。
その日、夜番のボランティアがこれなくなり田中が代役となるが
美咲も一緒に泊まってよと鹿野さんに言われ、はっきり物を言えない田中。
流れで美咲も泊まることになる。
しかし、鹿野は真夜中までワインを飲んで(飲ませてもらう)しゃべり続ける
寝ようとしない。美咲は午前2時を迎えウトウトしていた。
そこで鹿野が、「バナナが食べたい買ってきて」と切り出す!真夜中なので
田中が行こうとするが、美咲はこの男と二人きりになるのは嫌なので自分が行ってくると真夜中に買いにいく。
コンビニなどなくスーパーも閉まっている時間、何とかバナナを買って汗だくで戻る美咲。「買ってきました!」とバナナを鹿野の前に”ボン”と差し出す。
まだわがままを言う鹿野に、美咲は「何様のつもりなのか?障がい者は
何をしても許されるのか」と怒って帰ってしまう。
鹿野はそんな美咲に少し興味(好意)を覚える。
後日反省した鹿野は、手紙を田中に代筆してもらい美咲にお詫びを兼ねて食事デートに誘う。代筆をし更にそれを美咲に渡し事情を説明する田中。
美咲は、自分たちは恋人ではないのか?よくも恋人を差し出すことができるものだ。なぜそこまで皆が鹿野のわがままに付き合っているのか、田中の気持ちが理解できなかった。しかし後日食事にいくことになる。
食事はジンギスカンパーティーで、そこでは美咲ちゃんも楽しそうにしていて
思わず鹿野も素直な一面がちらほら見えてくる。
バンドの音楽に合わせて踊る美咲に鹿野も盛り上がっていたが、突然の便意に見舞われ近くには美咲しかいない。美咲が車いすを押しトイレを探すが車椅子用のトイレまで間に合わずに粗相をしてしまう。
着替えはあったものの、大分落ちこんでいる鹿野に美咲も受験の時に粗相した話を暴露して和ませる。そのあたりから美咲の鹿野への接し方、ボランティアとして本格的に鹿野の家に通うようにもなっていく。
田中と美咲は、間もなく田中の実家へ遊びにいく予定をするが、田中の家は
病院経営(田中も医大生)で、美咲が実家にいくと色々と聞かれると思うので
注意点などを田中がほのめかす。
そこで美咲は、実は教育大学生ではないと白状する。
合コンで医大生と付き合いたかったのもあるが、田中にはそれ以外人として好意を寄せたと伝えても、田中自身も面を食らって騙されたという気持ちが大きく
それから二人には大きな溝が徐々に距離が開いていく。
二人別々に鹿野のボランティアに行っているが、鹿野は落ち込んでいる美咲に
大学をもう一度受けて合格し事実にしてしまえばいいとアドバイスする。
反面、美咲も鹿野の前向きな姿勢に興味を持ち始めていた。
最初の傍若無人さは少し影を潜めてきている。
鹿野の体力は徐々に失われつつあったが、目標は英検2級合格と自身の自立の刺激を受けた人物にアメリカまで会いに行く事だった。
自分の命は自分が責任を持つと、主治医の入院の進めには従わずにボランティアの協力を得て自立生活を続けるため大学構内でボランティアを募っていく。
またしばらくして鹿野の容体は急変する。いよいよ呼吸の数値が下がり本当ならばとても苦しいはずだが、鹿野はそれを隠しているのか。医師が見抜く
人工呼吸器をつける事を拒絶し、田中の紹介で田中の父親の病院へ入院し、人工呼吸器(喉の切開)をしなくても良い治療をこころみる。
だが、またわがまま鹿野は病院を黙って抜け出してしまう。すぐさま自宅で体調が悪化し、田中の父親の病院にはバツが悪くて戻れず、元の主治医の病院へ入院する事とする。そしてもう人口呼吸器(喉の切開)をつけるより選択がなかった。
切開して人工呼吸器をつけた鹿野はチャームポイントであるおしゃべりが出来なくなってしまう。日に日に傷心していく鹿野に美咲がある方法で切開しても声を出せた人がいるという記事をもってきて、主治医・看護師にはもちろん内緒でボランティアが手を貸し少しずつ訓練してゆく。(間違えればとても危険な方法)
偶然に鹿野の病院の屋上で落ち込む田中と美咲が顔を合わせ、田中は自分の無力さを感じ医者になるのを諦めようとしていた。
美咲の鹿野への気持ちも不安をあおり二人の距離はさらに開いてゆく。
鹿野に付きっ切りで病院へ寝泊まりしているボランティアの皆は疲労困憊。
でも鹿野は夜中声を出す練習をひそかにしていた。
ある日、美咲もベット横で寝てしまっている。
朝「お・は・よ。う」という鹿野の声で目覚め、鹿野の努力を誉め称えた。
(ご褒美は鹿野が死ぬ前にと冗談でいった”おっぱい触ってみたかった”であった)
更に人口呼吸器をつけて自宅で介護するのはとても大変な事だがこのまま病院で鎖につながれたままは嫌だと退院する。
多数のボランティアを集めて自宅で痰の吸引をできるようにしたのだった。
見事な鹿野の復活劇に退院パーティーが開かれ、そこで鹿野は美咲にプロポーズをするのだが、美咲には忘れられない人がいると振られてしまった。
それから美咲は鹿野のところには来なくなってしまい、どこか力のない鹿野の姿がある、そして体力も徐々に下がる一方で主治医から好きなことを今のうちにさせてあげるように言われる。
ボランティアの皆の協力で旅行にでかける計画が実行された。体力の限界で英検の試験もアメリカ旅行も断念した鹿野は本当に楽しそうにしていた。
夜の集いの中、部屋の中に一人でいた鹿野は突然倒れてしまう。
連絡を受けた田中と美咲は急いて駆けつけるが、到着すると鹿野は大事はなく元気にしていて、それは鹿野が二人を仲直りさせるキッカケにもなった。
鹿野と田中は二人で話している。なぜ美咲のことをつきあっていると最初に言わなかったのか。そこに美咲も来た。
この1年皆と沢山のことを乗り込えて色々なことをして楽しかったなーとしみじみという鹿野。田中ももう一度自分の気持ちに正直に医者になる夢を諦めないことを誓う。美咲も教員を目指している。
その後まもなくして、鹿野は42才でこの世を去った。
障がい者、車いすの利用者が自立して生きやすくする環境、駅の構内にエレベーター設置などの提案をし障がい者だけではなく今やベビーカーやご年配の方にもやさしいものとなっている。障がい者にやさしいものは皆にやさしい。
それから、7年後田中と美咲は無事に結婚し田中は医者に、美咲は小学校の先生になっていた。鹿野の強さに負けないように生きていた。
おばさんの個人的感想
とにかく大泉洋の演技はすごかったです。いつものお茶目な明るい感じが
演じた鹿野さんのキャラクターそのものであったように、観ていてスッと
入ってきます。
ちなみにタイトルの「こんな夜更けにバナナかよ」は、劇中1回のみのお話
でした。(笑)
萩原聖人さんは久しぶりに見ましたが、とても大人になったというか年相応になったというか。ただ演技はやはり鹿野を一番に理解する友のようなボランティアで素晴らしかったです。
最初は、恐らく極端に筋ジストロフィーの病気のあり様を知らしめる為だったと思いますがなんてわがままな人と思ってしまうほどでしたが
障がい者と健常者も何もない同等の立場であると断言し、時には皆が前向きに
なるようにアドバイスをしたり、母親には自分の病気の事で自分を責めないでほしい。母親は母親で幸せであってほしいと距離を置き最後亡くなる時に感謝の手紙を残していました。本当に強い方だと思います。
鹿野靖明さんの強い生き様を痛烈に感じました。自分たちの生活のあり方
生き方もどうなのか、自分に素直にできているか考えさせられます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、またね💛