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愛猫がリンパ腫(癌)治療むなしく逝ってしまいました。

こんにちはroihiです。
ようやく少し気持ちの整理がついてきました。
前回の記事をあげた翌日のことです・・・

愛猫が逝ってしまいました。

憎らしいリンパ腫

2021年11月にリンパ腫であることが分かってから
わずか3か月ちょっと。放射線では少し腫瘍は小さくなった
ものの、1クールめの抗がん剤では大きな効果は見られず
非常に進行の早い腫瘍だったようです。

症例があまりない、耳の周辺を根源とするリンパ腫で
耳周りから口、目、喉のあたりまで広がっていました。

その日の治療方針選択は・・・

その日は2クールめの2回目の抗がん剤の予定でした。
食欲もなく、ようやく少し食べても咽るような感じも
あり、咳払いというか咽かえりが日に日に多くなって
きました。

病院へ行くと血液検査の結果は抗がん剤をしても
大丈夫との事でしたが、食事が取れておらず脱水が
あって体重も減少しているのでそちらの改善が優先では
と話し合いました。

手だてとしては、経鼻チューブを入れて栄養分を流す
ものがあるということでそちらを行うことにしました。

食べているという実感はなくなってしまいますが
咽かえるような苦しい感じが続いていて、これ以上は
口からの摂取は難しいのではと思っていたので
それをやっていただく事にして、その処置を待つ間
これで少しは栄養が取れて体力が回復すると安堵しました。

処置をしばらく待ち、呼ばれていったところ
なんと、喉の腫瘍が邪魔をしてチューブが入らなかった
(何度もチャレンジしてくださった画像を拝見して)
との事でした。

安堵した気持ちが一気に吹っ飛んでしまいました。

が、経鼻がダメな場合は次は咽喉からもう少し太い
管を通してやる方法があるとの事でした。
そのチューブは経鼻チューブよりも数倍太いので
腫瘍に押し戻されることはないということでした。

しかしこれには、全身麻酔ではないにしろ麻酔の
処置が必要になり、万が一にはそのまま意識が戻らない
事もあり得るとの事。
呼吸が確保できないときは咽の切開もあり得る
詳しく説明を受けたうえで、でも命をつなぐ管と
思ってやっていただく事にしました。

お昼を過ぎたころでしたが、そのまま預けて処置を
していただく事になりました。
当日か状況を見て翌日の処置・・一度夜までにご連絡
頂く事で帰宅しました。

あまりに突然で

それから数時間後お電話をいただき、咽の管処置事態は
うまくいったものの、途中呼吸が確保できずに気管切開したが
一時呼吸も止まってしまい、今は人口呼吸器で呼吸はできている
が意識が戻らない状況との事ですぐに病院へ戻りました。

処置室へ通されると、首からの管と気管からの管が通って
横たわっている我が子がいました。
目は見開き、手はまっすぐに伸びて突っ張っていました。

意識もほぼないと思いますが必死に呼びかけます。
聴力は最後まで残るのでと(先生も仰り)呼びかけを
ずっとずっと呼び続けました。

30分くらいしたときに、急に首を持ち上げて私たちの
方を見てくれました。強張っていた手のちからも
ふっと柔らかくなり・・・

助かった!!
思いましたが、またすぐにぐったりとしてしまい
手も一瞬で強張ってしまいました。

2時間くらいたったでしょうか。
途中強心剤やいろいろな手立てを先生もしてくださいましたが
戻ることはなかったです。

決断はあっていたのか

最後に痛い思いをさせてしまった。
苦しい思いをしてしまったのではないか。
昼前別れ際にこちらを見つめていた目が

また置いていくの?

と言わんばかりで、目に焼き付いています。
その後こんな状態で会うことになるとはまさか
思っていなかったので、何とも何とも言えません。

そういうことになるリスクも聞いていましたが
まさか自分の子がそうなるとは思ってもおらず
その選択・決断はあっていたのか。

悔いても、考えても考えてももう返ってきません。
まだ気持ちの整理がついたわけではありませんが
ようやく記事に気持ちを整理して書いておこうと
思いました。

人間の勝手な解釈かもしれませんが

正解はなかったのではないでしょうか。

あのまま食べれない、歩けない、呼吸できないという
苦しみの中看取るべきだったのか。
出来ることは全部やった結果・・・というのは
本人(猫)もそう思ってくれているのだろうか。

あたり前だけど、まだまだ生きたかったであろう。
自分がリンパ腫(癌)という病気に侵されていることも
理解はしておらず、痛い、苦しい、食べれない、歩けない・・
とんな気持ちだったのだろうか。

野生の子たちは、毎日決まったごはんも得られずに
いるかもしれない。そんな診断もうけず治療も受けず
自然体で終えるのであろうが

一度飼い猫となり、決まった食事、温かい家があり
人間の愛情を受け、そ故にかもしれない・・・

何が正解だったかはわからない

でも、あの子がうちの家族で共に暮らしたこと。
温かい時間を過ごせたであろうと願って止みません。

同じようにペットを亡くされた方
今まさに闘病中の方
正解はないのかもしれません。
大切な時間を過ごしてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。
過去の記事に治療の記録もありますので
よろしければ参考までにご覧くださいませ。

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