こんにちは、roihiです。
久しぶりに映画を見てきました。ネタバレ・バレ
『糸』の感動の全貌をお話します!
菅田将暉ハマり役だったのではないでしょうか。
水島役の斎藤工も素敵でした!
平成元年生まれの主人公の漣(菅田将暉)と葵(小松菜奈)。
二人が中学生の時、花火大会で出会い甘酸っぱい初恋が始まるところからスタート。連はサッカーで世界を目指す夢を持っていたが、葵の育つ環境は複雑で義理の父から暴力を受ける毎日、苦しく悲しい思いを打ち明けないまま、葵の将来の夢と聞かれ「普通の生活」でいいと語ったが、漣はそんな事情を知らずのまま。
その後デートの別れ際、葵は「帰りたくない」と言ったが、漣は葵の複雑な家庭環境を知らないので、「両親が心配する、明日また会えるよと」言って別れた。その翌日から葵は家族ともども姿を消してしまい、漣は必死に葵を探した。札幌にいるところを見つけ、ようやく複雑な家庭環境を理解し、中学卒業までは耐えるしかないという葵をそこから連れ出し、駆け落ちのようにして地元に戻るが、まだ中学生の二人にはそれ以上の力はなく、すぐに葵の家族と警察に保護され引き裂かれてしまった。
それから年月が流れて、漣は地元のチーズ工房に努めていたが、どこか過去の自分に不満を持っているのかのように、ただ作業としてチーズ工房に努めているように見えた。
中学の同級生、親友の竹原が結婚することになって東京の披露宴へ行った際に、漣は葵と再会するが、大学生という葵は白い車の男が迎えにきていて、またここでも一瞬にして離れてしまう。大学生の葵は母親とは離れていたが、生活のためキャバクラでアルバイトをして働くようになっていた。慣れない接客に苦しんでいる姿を、白い車の男水島(事業家)が自分の姿と重ね葵の面倒を見てくれるようになっていた。
漣は、そのチーズ工房にいた先輩の香から、ふてくされている様を指摘されながら、ある日香も中学から10年付き合っている彼に浮気され別れたが忘れられずにいる様子を知って、漣も自分と重ね合わせて二人は距離を縮めていった。
一方葵は、事業に失敗して逃げた水島を追って沖縄まで行き生活していたが、ある日、母親を探しに地元を訪ね役場で母親の居所を聞いている時に、偶然に漣と再会する。母親は行方が分からず、函館の親戚を訪ねてみることにした葵。漣は一緒に車で函館まで行って親戚を訪ねたが、時遅し葵の母親は亡くなっていた。
暴力を受けていても助けてくれなかった事を一度だけ謝ってほしい、一度でいいから抱きしめてもらいたかった葵の願いは叶わなかった。
この時漣は香と一緒に暮らす目前、それ以上に発展はせずに空港まで送って別際、漣は「ずっとこの町で生きる」葵は「世界を飛び回ろうかな」と言って別れた。葵が沖縄に帰ると、またも水島がお金だけおいて消えていた。葵は海外へ渡る決心をした。
ここから更に壮絶な二人の運命がそれぞれ始まる。
漣は、地元でずっと生きていくと決め、香と結婚し子供の出産を待ちわびている時、香に腫瘍があることが分かり、香の両親と漣は、出産は諦めて先に腫瘍の治療をすべきと進めたが、香の気持ちは変わらず出産はすると強い意志だった。
無事に出産し、かわいい女の子(ゆい)との生活が始まったが、香の病状はどんどん悪化していって余命わずか。漣は、ショッピング中の香と娘ゆいの姿に、耐えきれない思いで涙があふれ出てしまったが、香はゆいに「泣いている人がいたら抱きしめてあげて」と教え、ゆいは漣を抱きしめる。香が亡くなってしまい、悲しみ耐えない両親にまたゆいは、おじいちゃんを抱きしめてあげた。
一方、葵はキャバクラ時代の知り合い玲子を頼ってシンガポールに渡った。紹介されたネイルサロンで働いていたが、経営者の理不尽さに嫌気がさし、自分たちで事業を始めることを計画し、資金をつくるため仕事を選ばずに働いた。二人の夢のビジネスは始まり、事業は大成功で順調であった矢先、玲子は共同経営のお金を勝手に不動産投資していてそれが失敗で銀行から返済を求められる。
葵は、水島が最後に残してくれたお金で銀行の支払いをし、事業を諦めて日本へ帰国した。
香と結婚してからチーズ作りにも本腰を入れていた漣、国際コンクール出場を目指していたが、なかなか通過できず、失敗作をプロセッサーにかけたものを、ゆいが食べた時に「おいしい」といい、これが三ツ星レストランで認められるまでになった。
葵は、日本に帰り人に使われながらネイリストをしていたが、シンガポールで分かれた鮫島が、もう一度一緒に事業をしようと誘ってくれるのをきっかけに渡航しようと決意するが、その時にニュースに流れたのは、自分が中学時代にお世話になったおばさん。『今の「子供食堂」の形になったのは、一人の女の子にご飯を出したら、「おいしい」と言ってくれた事がキッカケと語った。』紛れもなくその女の子は葵自分だった。
シンガポール行きはやめて、地元のおばさんに会いにいった。おいしい「ごはん」をいただき涙が止まらい葵をみて、ゆいはそっと抱きしめてあげた。
「おかあさんに言われたの」「いいお母さんね」そう会話をして、葵・ゆいは分かれた。迎えに来ていた漣は、まさかそこにいる葵に気づかずに・・・。
帰宅して、漣のチーズが三ツ星レストラン採用のお祝いをしている中、ゆいから泣いているお姉さんがいて抱きしめてあげた。「いいお母さん」と言ってもらった。おばあさんが、そのお姉さんに「お帰り」と言っていたと聞かされ
葵であると確信した漣、急いでおばさんのところに行くがすれ違いに、葵は、一度函館からフェリーに乗ってみたいと言って立っていた。(中学の時に二人で逃げて、函館からフェリーで青森に渡ろうといっていたから)漣はそのまま、函館へ向かった。平成が終わるその日フェリー乗り場でお互いに探しあう二人。でもフェリーは出発してしまった。
令和を迎える花火があがり、漣が「葵ーーー」と叫ぶ埠頭で、後ろから漣の手を握る葵がいた!!!
と、最後はありがちな感じでHappyEnd。
途中何度も再開しますが、その時はそれぞれ別の人と歩いていて、お互いに想ってはいるものの、それ以上に発展しなかったのですが、葵は、海外事業を撤退して日本に帰り、漣は香を失いお互いに時間が経過して最後は一緒になれてEnd!
北海道の美瑛から函館って、チーズ工房の車を勝手に使っていいの?
そもそも日帰りで行ける距離なのか?
竹原の最初の結婚相手、葵の同級生「ゆみ」はどうなったのか?
竹原の二度目の相手 「リコ」はどうして東北にいたのか?
などなど、変なところが気になってしまいました。(#^^#)
ゆいちゃんが、泣いている人を抱きしめるシーンでは、必ず涙ものでした。
30年間の「平成」の時代を物語っているので、東日本大震災のことも織り込まれているのでしょうが、衝撃を思い出すのでちょっとキツイ方もいるかと思います。自分のこの30年間がどうであったのかも考える機会になりました。
久しぶりに映画館で観ましたので、画面・音の迫力も良かったですし
二人の恋物語と、その間の両者の生き様もそれはそれで良かったですし、改めて平成という時代が終わったのかと感じる映画でした。
それではまたね💛