おばさんでもできること。。日常。。挑戦。。誰かのお役に。。楽しく生きる。。

Amazonプライムレンタルで感動/映画『ミッドナイト・スワン』視聴/有料の価値あり

こんにちはroihiです。今日は久々に映画ネタバレです。
草彅くん主演の【ミッドナイトスワン】
ずーっと観たいと思っていたのだけど、なかなかAmazonプライムの
見放題に登場してこない(´;ω;`)ウゥゥ

コロナの緊急事態宣言も続き、いよいよヒマになってしまい
ミッドナイトスワン、Amazonプライムのレンタルで視聴しました!!

そのお値段・・・500円(48時間視聴可能)でした。
それでも映画館で観るよりは安いのでこの際観ちゃえーです。
もう一年も前の映画になるのですね。。。

出演

凪沙役・・草彅剛
一果役・・服部樹咲
一果の母・・水川あさみ
洋子ママ・・田口トモロヲ
りん・・・上野鈴華

あらすじ

草彅くん扮するトランジェスタ―の凪沙はニューハーフのお店で
ショーなどをして生活をしていた。メイクをしステージ衣装に着替え
煌びやかな生活をしているように見える。そんな凪沙に実家から
親戚の子を預かってほしいと連絡がくる。
子供の世話などしている場合ではなかったが、行き場のないその子
と夢をいつしか追いかけ母親になりたいと思い出す。

ネタバレ

※まだ観ていない方はご注意ください。


煌びやかに見える夜の世界。
でもトランジェスタ―にとってはまだまだ住みにくい
世の中であった。罵声を浴びせるお客もいるなか
ぐっと我慢をして今日もショーをする。

化粧に「白鳥の湖」よろしくの衣装を着けて踊る。
身体のメンテナンスにお金もかかる日々、どんなに
酷い言葉を投げつけられても生きるためには仕方がなかった。

そんなある日、実家のあ母親から電話があり男の声で出てみる。
おばの娘が育児放棄をしこのままではネグレクトになると
心配した児童相談所が一時親戚にその子供( 一果)を預けるように
言われ凪沙のことを頼ったのだった。

子供嫌いな凪沙は、めんどくさいと思いながらも一時的であり
お金も出ると言われて預かることにした。

待ち合わせの新宿駅にいくと、無表情の少女が待っていた。
一方おじさんと聞いていたのに、女装した凪沙が現れビックリする
一果。さっさと歩いていく凪沙、ついて来ない一果に
「くるの来ないの」というと、一果は預かった写真(凪沙の男性時代)
を投げ捨て、凪沙の後をついていく。

凪沙がトランジェスタ―になったことは実家には言っていないので
一果に「田舎にこのことを言ったら殺すわよ」と口止めをする。

凪沙の住むアパートにつくと雑然とものが散らばる中
好きなところで寝てといい、明日帰って来るまでにキレイに
掃除をしておくように言う。凪沙のルールの下不思議な関係の
生活が始まった。

一果の転入の手続きをして学校に送っていくと、
さっそく凪沙の容姿について、同級生に悪口を言われ
カッとなった一果はイスを投げつけてしまう。
学校に呼ばれた凪沙は、二度と自分に迷惑をかけないように
一果に厳しく言う。

一果はその騒動の日ふらふらと帰宅途中で、バレエ教室の前を
通り自分が4歳から初めていたバレエの夢を諦めていない事を
思い出し中で踊る少女たちを羨む。

バレエ教室の(実花)先生が声をかけ後日体験レッスンを受ける事に
するが、レッスンを続けるにはお金もウエアも必要なので
そんなお金はないと諦めている。

体験レッスンの日、中にいた一人の少女(りん)が古いウエア
等を貸してくれた。日に日に仲良くなっていき一果も心を
開くようになっていた。
月謝が払えないというロリコンの撮影会おいう怪しげな
アルバイトを紹介してくれ二人でお小遣い稼ぎをしていた。


一果はレッスンを受け始めるとメキメキと成長していき、
実花先生も一果ばかりをひいき目に教えている。
りんはそんな一果に嫉妬をし始め、ある日のアルバイトで
もっと稼げるというさらに怪しいバイトやるようにアドバイスする。

しかしその高額バイトで気持ちの悪い事がおこり怒りを
爆発させ客にケガを負わせる。それによって警察沙汰になり
これまで凪沙に秘密にレッスンに通っていたことがバレて
しまった。

実花先生も、一果の才能についてレッスンを続けさせて
ほしいと言うが一時的に預かっているだけという凪沙。
一果も諦めたようになるが、自分の腕を噛み感情を抑えようと
する行為にを見た凪沙は自分と同じように生きづらい
辛い思いをしているのだとわかり、しっかりと抱きしめ
「自分たちのような人間は強くならなくちゃ」となだめた。

その日から二人の関係は徐々に良くなってくる。
もっと強く生きるようにと凪沙は自分の店に一果を連れていく。
白鳥の衣装を身に着け自分のショーを一果に見せた。
その時、客から罵声があり大乱闘となってしまったが
一果はステージに上がり自分が踊りだした。
騒動を起こしていた一同もその踊りに魅了され静かになる。
凪沙は実花先生が言っていたことは本当だったのだと思った。

いつしか凪沙は一果にバレエを続けさせるために、しっかりと
就職しようと考える。しかしその容姿から採用してくれるところは
なく、いよいよ男性の恰好をして働くことを覚悟し髪を切った。

二人の仲は信頼が出きてきていたが、自分の為に男性の姿になった
凪沙に申し訳なさを感じていた。
凪沙は容姿は男性になったが職場ではうまくいっていて幸せな
日々を追っていた。夜の公園では一果の踊りを微笑ましく凪沙が
見守る。

その頃、りんは足を怪我しバレエ教室を辞めてしまっていた。

そんなある日一果の母沙織が突然訪ねてきて連れさられそうになるが
凪沙のアパートに閉じこもり沙織は帰っていった。

一果はコンクールに出る事が決まった。当日とても緊張して
トイレでまた自分の腕を噛んでしまっている、そんな時
りんから久しぶりに電話があり、頑張って大丈夫と励まして
くれた。お陰で一果の緊張はほぐれコンクールで堂々たる
ダンスを披露する、一方りんも両親主催のパーティ会場の
屋上で、まるで一果と一緒に踊るように舞ったまま屋上から
そのまま下へ落ちていった。

コンクール会場には沙織が現れ、緊張の一果と抱きしめあって
いる姿を凪沙は見てしまい、女装の自分役割の違いを恥じたのか
その場を去ってしまった。一果はそのまま沙織に連れていかれ
広島に帰っていたが、厳しい沙織にバレエは禁止されまた無表情な
毎日を送っていた。

二人は離れ離れになり一果はバレエを諦め
凪沙も一果の母にはなれないと悟り自分の夢だった
性転換手術をタイで受け肉体的にも女になっていた。

ある日一果を沙織の夫が迎えに来て、実家に戻ってみると
そこには、女性になった凪沙を見て泣きくずれる母親と
沙織、凪沙がいた。

一度は一果の母にはなれないと思っていた凪沙だが
一果にバレエを続けさせるため本当の母親になると
悟して迎えにきた。が
沙織に「女ではない、化け物」言われ揉みあいになり
洋服も破れてまま追い出されてしまった。

以来、凪沙とは連絡は取っていなかった。
一果にとってもつらい毎日だったが、実花先生が時々
広島までレッスンに来てくれていた。

一果が中学を卒業する時、沙織と笑顔で写真を撮る
平和な家族に戻ったのかと思ったが、その訳は
約束だった中学を卒業したらバレエを続ける事が
叶うからだった。

実花先生からは海外へ行くチケットをもらい
一人留学する手はずになっていた。

東京へ出て凪沙を訪ねていくが、部屋から応答がない。
そっと中へ入っていくと、寝たきりになっている凪沙。
目も見えなくなっていて、ヘルパーさんと間違え
「遅いじゃないの早くおむつを取り替えて」という
下半身のおむつは血だらけになっている。

一果は衝撃を受けたが、自分が以前してもらったように
凪沙にご飯を作り介助をした。病院へ行こうというも
凪沙は拒否した、それよりなにより一果がバレエを続ける
事ができるのが嬉しかった。

海が見たいと凪沙に言われ、目の見えない凪沙連れ
一果は海に行く。そこで一果はスワンを踊り
目の見えない凪沙も、太陽の光を背に踊る一果の陰を
うっすらとみる事ができたが、その場で静かに息を引き取った。

凪沙を失った一果も入水自殺を図った。

がしかし、一果は生きていて海外でバレエのコンクールに出ていた。

End

2021/10/13現在公式ページはこちらから↓

https://midnightswan-movie.com/

おばさんの感想

ずっと観たいと思っていた草彅くんの配役
女の子との関係性。二人が生き難い世の中で共通して
いた辛い事実。想像してたものと違って心が痛くなるような
ストーリーでした。時間以上に長く感じるほどのめり込んで
観てしまいました。

HappyEndになるかと思ったら、凪沙は性転換後の
ケアを怠り身体のあちこちに影響が出て亡くなってしまう。
最後に一果のダンスを目が見えないはずだが、うっすらと
その雰囲気を確かに味わって旅立った。

女性の体になり一果を迎えに行ったが追い返され
自分の生きていく意味を見失ったのか?
折角性転換したのにそのケアを怠ってしまった。
失望か、タイの手術ミスだったのか分からない。

一果が凪沙の後を追うように海に入って自殺を図ったと
思ったが、タイミングが早すぎてどういう面持ちだったのか・・
と思っていたら実は生きていて海外でバレエを続けていた。

凪沙も死ななくても良かったのではないか?
二人で最後幸せになってほしかったです。

配役は素晴らしかった!草彅くんの演技も良かった
たぶんもう少しキレイ(女性)にする事は出来たのでしょうが
現実の世界をリアルに表現している感じがしました。

一果役の新人(服部さん)も見ている時は年齢は分からなかった
けど、素晴らしい演技でした。もともとバレエをやっていないと
あんなに演技上でも踊れないですよね。

女装した
洋子ママ(田口トモロヲ)
瑞貴(田中俊介)
キャンディ(吉村界人)
もそれぞれ味があって良かったです。

沙織(水川あさみ)も最初は金髪で誰か分からなかったです。

久しぶりに観た映画で、Amazonプライムで有料でしたが
見ごたえはありました。


良かったら皆さんも一度ご覧になってみては?
色んな事情を抱えて生きている人達(自分も含めて)
感慨深いです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

Amazonプライムvideoの参考ブログはこちらも
よけれご覧くださいネ!


それではまたね💛

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