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映画『彼らが本気で編むときは、』タイトルの意味知ってますか?

こんにちは、roihiです。

このタイトルいかがですか?

「彼らが本気で編むときは、』

最近の映画タイトルは内容が想像できないですよね?
今回は、これをAmazonプライムで観ました!

最近は本当に気軽に家で観れて、〇十年ぶりくらいに映画にはまっています。笑

この映画は、生田斗真が女装をしてトランスジェンダーの役で出演しています。
顔立ちはきれいですが、身体が大きいのでちょっと役にはどうかとも思いましがしぐさがおしとやかでとても女性らしさが出ていました。

Amazonプライム会員なのでもちろん無料で観れました!

2017年公開の映画なので、すでに公式ホームページがないのか
【kareamu.comは違うページ】になっていますのでご注意ください。

公式Twitterより

出演

生田斗真  リンコ(マキオと恋人)
桐谷健太  マキオ(トモの叔父)
柿原りんか トモ(孤独な少女)
ミムラ   ヒロミ(トモの母)
込江海翔  カイ(トモの同級生)
小池栄子  ナオミ(カイの母)

あらすじ

小学生のトモ(11才)は、留守がちな母との二人暮らしの母子家庭。母は明け方帰ってくると、酔っぱらったまま眠る。朝食にはコンビニのおにぎりだけがテーブルにありそれを食べて登校する。

学校でもいじめられがちであったが、唯一カイが気にかけて声をかけていた。
そんなある日、トモを残して母親は男と出ていってしまう。叔父のアキオを
頼っていくようにお金が置いてあり、しばらく叔父の家に世話になるがそこには
リンコというアキオの恋人がいて3人で暮らすことになる。

リンコはトランスジェンダーであり小学生のトモはそれらを理解しながら3人で様々な問題を乗り越えていく。

本編全ネタバレ( まだ観ていない方はご注意ください)

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散らかった部屋で選択ものをたたむトモ、母親は留守がちで家事全般も
小学生のトモがしていた。眠っていると酔った母が帰ってきて、そのまま床につく。朝起きるとテーブルに鮭のおにぎりが二つおいてあり、それを食べて登校する。ゴミ箱には鮭おにぎり袋だけが満杯に入っていた。

そんなある日、母はお金をおいて出ていってしまう。
そのお金をもって本屋さんで本を購入する。レジにいた男性は叔父のマキオ。

「またなかのか・・」と声をかけ、仕事終わりに一緒に帰る道すがら
実は一緒に住んでいる人がいる。ちょっと普通ではない・・と言葉を濁した。
部屋へ到着しリンコと顔を合わせたトモはなんとなく事情を察した様子だった。

母が出ていったのは今回が初めてではなく、新しい男ができるとトモをマキオに
預けて出ていってしまう。

リンコはトモに手料理をふるまい。暖かい食事にトモも嬉しそうな表情。
リンコの布団の支度を手伝っているとき胸の谷間が見えた。
気づいたリンコは自分の事情はマキオから聞いている?と問いかけ

生まれ持った性別と自分の気持ちとからだが違う事。
からだの工事は全部終わっているの、あとは戸籍だけ・・リンコは胸に手をあて
「触ってみる?」。トモは「いやいいです。」と断った。

翌日、家に身支度を取りに行くのに昼食用のお弁当をリンコが用意してくれた。
かわいいキャラ弁にトモは食べるのがもったいなく思ってしまった。

夕方リンコが仕事から戻ると、トモがトイレにこもっていた。お腹を壊し
トイレに行ったりきたり食卓にはお弁当が広がったままになっていた。

リンコは自分の作った弁当が腐ってお腹を壊したことを謝る。
「違う、かわいくて食べるのがもったいないので後で食べようと思って」とトモ食べた時にはいたんでいたけどどうしても食べたかったので食べたのだという。

学校では孤立していたが、カイという男の子だけはたまにトモを気にかけて遊んでいた。しかし、家庭環境のあまりに違いとマキオの家にいく事情もありもう来ないでとトモは伝える。

ある日心とからだの違いの本を図書室で読んているとカイがやってきた。
カイもまた、グランドにいる男子先輩を見ると胸のあたりがキュッとなると
トモに話した。

家でゲームをしている時に、リンコの母とその旦那がやってきた。
リンコ達が仕事で遅くなるので食事の世話を頼まれ一緒に外食に行く。
その時リンコの母は、リンコが中学生のころにリンコの気持ちに気づいてから、ずっと見方でいた。自分がリンコに最初に胸を作ってあげたのだと話し、リンコが悲しむ事をしたらただじゃおかないよと子供相手に伝える。

マキオとトモは、おばあちゃんのところに見舞いに行く。そこはリンコが介護士をして勤務している病院だった。
マキオとトモの母親(ヒロミ)の母親であるおばあちゃんはヒロミには厳しく当たっていたようで、認知症でトモをヒロミと間違えの叱責した。

リンコの休憩時間を待って、外のベンチで一緒にコンビニおにぎりを食べたとき
トモは嘔吐してしまう。その夜夢で母親がおにぎりを与えとけば大丈夫という場面でうなされていた。トモをリンコはやさしく抱きしめる。

トモ、この時「おっぱい触らせて」と二人談笑する。

それからの日々、ピクニックに行ったりリンコ・マキオ・トモと家族のように生活をしていた。リンコはトモの髪を結んだり本当の母子のような関係になってきていた。

リンコはいつも編み物をもっていて、職場でも老人や同僚と、家でも時間があれば常に編み物をしていた。トモがマキオの家にきて初めに目にしたのも毛糸と編みかけのもので何を編んでいるのかと思っていた。

リンコとトモがスーパーで買い物をしていると、カイとカイの母親(ナオミ)にばったり会う。ナオミはトモに声をかけ、ああいう種類の人とは一緒にいるのは止めた方がいいと説得する。

トモは手に持っていた、食器洗剤をナオミにかけてしまった。

自宅に帰ると、トモは悔しくて・・・と。
リンコそういう時は、編み物をしてグッと我慢をしている事。
怒りが過ぎていく事を待つと教える。

トモにも何か作ってあげようというがこの夏に考えられない。と笑う
そういえば毛糸のものを母にかってもらった事がないと思い出した。

同じものを編んでいるが、いったい何かと聞くと

これはリンコの『ぼんのう』だという。下の手術をした時にとてもつらかった。

だんこんの供養だという。

だんこん? 男根・・・、リンコさんのチ〇コ?1

と会話して爆笑しトモにも編み物を教える。

108個編んで燃やすのだと。。。

公式Twitterより

その頃からリンコはトモのことが愛しくてたまらなくなり、本当の母親になりたい。マキオと結婚して、、、ずうずうしかったねと言い直すが、マキオもまた
真剣に3人で家族になることを考えようという。

ある日の朝トモは学校でリンコと生活している事をバカにされる。
学校を飛び出し、ふと母親を見かけ家に戻っているのかと行ってみるが
その姿はない。タンスの中の母親の洋服から母の臭いを抱きしめ涙する。

遅くにマキオの家に帰ると、どこに行っていたのかとリンコが心配しているが
母親でもないくせにと、押し入れに入ったきり出てこなくなってしまう。

リンコは介護の仕事で、マキオの母と過ごしている時編み物を見てマキオの母がいう。自分は旦那に逃げられ悔しくて悔しくて編み物に熱中し子供たちに着せた。でもトモの母ヒロミはひとつも着てくれなかった。編んでいる時の母親の想いを察していたのだろうと思い返す。

その頃カイも心寄せる先輩が女子と歩いているのを見て、やるせない気持ちになる。カイの母親は二度とトモに近づかない事と言いつけ、リンコは普通ではないと言いくるめる。

押し入れにこもっているトモに、リンコは糸電話で秘密の話をしようと持ち掛ける。

自分の昔の名前は「りんたろう」恥ずかしかった。
身体も名前も変えたけど、手の大きさは変えられなかった。
そしてもう一つどうにもできないことは

マキオの子どもを産めない。

トモの番、昨日ママを見かけた。

その言葉を聞いたリンコは毛糸を買ってくると出ていってしまった。

その道中で転倒して頭を打ち一日入院する事になるが、病院では男性側の病室に
入れられ、トモは悔しさのあまりリンコのカバンから編み物を出して編み始め泣きじゃくる。

よく我慢したとリンコは褒める。

リンコの同僚の結婚式の帰り道、土手で3人は編み物をする。
早く編んで、供養を終わらせ早く女になるのだとリンコが言った。

またある日、カイが家の威近くにいる。一緒にゲームをするかとリンコの
家に誘い、3人でゲームをしケーキを食べにでかける。
その姿をカイの母親が目撃していた。

「ぼんのう」がだいぶ出来上がってきてあと20数個くらいになった。3人で数え他愛もなくじゃれている時、マキオはこのまま3人で暮らさないかとトモに提案する。

カイが学校から帰ると、自分が先輩に書いたラブレターが破かれゴミ箱に
あった。母親に見つかってしまった事を苦にしてカイは薬を大量にのんで
死のうとしてしまう。

一方、マキオの家にはトモが虐待されているのではないかと調査員がくる。

トモは何とも言えない気持ちで、夜寝ているリンコの胸にそっと触れる。


カイは大事に至らずに発見される。見舞いにきたトモに母親から
罪深いと言われた事を話すと、トモはそんなことは絶対ないと励ます。

マキオ・リンコ・トモ3人で海に向かいながらも「ぼんのう」を編み続け
ふとトモが、これだけ「ぼんのう」編みを手伝っているのだからそのくらい聞いても良いのではと

切ったチ〇コはどうなったのかを聞く。マキオが止めるがリンコはそれを再利用していると詳しく説明する。あっけにとられたマキオとトモ・・・。
「ぼんのう」が108個できあがりその浜辺で燃やした。

公式Twitterより

ひと段落ついたと思っていた矢先に、トモの母ヒロミが戻ってきた。
マキオは、トモを引き取りたい事を伝えるがリンコは女性ではない
トモの成長に母親として対応できないことを責め立てる。

それを見たトモは、母親にくってかかりリンコがしてくれた愛情を
ぶつけ何故ママはしてくれなかったのか。なぜもっと早く迎えにきて
くれなかったのかと責めた。

ヒロミは一人で育てていてどうにもならない時もある。
分からないがどうしょうもなくなる時だってあると家を去ろうとするとき

トモは、「ママー」と泣きながら後ろから抱きつき
ママと一緒にいると宣言する。

ただ1日だけまっていてほし言い
マキオは、トモはコンビニのおにぎりは嫌いだと伝える。
ヒロミはうなずきながら出てゆく。

その晩は、マキオ・リンコ・トモ3人で最後の川の字で寝る夜となった。
リンコとトモはお互いに寂しい気持ちを逆に表現しながら、そっとリンコの
布団にもぐり眠る。

リンコは途中で起きだし、トモに何かを編み続けていた。翌朝、
トモは一人でタクシーで帰る。出発間際リンコが編んだプレゼントが渡された。

家に帰ると母の姿はなかったが、以前と違って部屋はきれいに片付けられていた。カーテンを開け

もらったプレゼントを開けてみると、そこには大きな肉まん程の毛糸で作った
「おっぱいが二つ」トモはそっとそれに手を当てる。

END

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おばさんの感想

トランスジェンダーの気持ち・・・
男女に限らず、生まれもった性との心の乖離は図り知れないです。

時代とともにその理解や手術などの技術も高度になっているのでしょうが
金額もまだまだ高額なのではと思います。映画の中でそれには触れていない
ですがそれを出来るのも一部の人なのでしょう。
そして、好きな人と両想いになって幸せな家庭を築くには相手の理解や世間の
理解と、社会環境ももっと変化していかないといけないのでしょうね。

トモの不幸な人生に・・・
家庭環境、子供が置かれる立場は子供は選べないですね。
最後にヒロミ(母)の素直な気持ちどうにもならない時。そしてそれを
理解しようとするトモ。
どんな母でもやはり母であり、自分がもしそれでトモに見放されたら悲しいなと
思っていましたが、戻ってくれてホッとしました。

生田斗真の女装・・・
何とも、身体が大きいのはちょっと残念でしたが顔つきはとても綺麗だし
しぐさなんて、下手な女性よりもおしとやかで心やさしい。
全体的に、衣装が昭和かっていう感じのセンスの無さでしたがこれも役柄
わざとなのかーと考えながら、最後までやっぱりダサいと思ってしまいました。

ぼんのう(ボンノー君)
話の中盤からようやく、何を何の為に編んでいるのかがわかりました。
ぼんのう君を燃やす、炎の向こうで手を合わせるリンコ(生田斗真)の表情がとても穏やかで、本当にキレイでした!

タイトル「彼らが本気で編むときは、」・・・
の意味も、全部見てようやく理解しました。
幸せになるために、家族が協力して編み作っていく。
”彼ら”には、リンコ・マキオ・トモの意味が入っているのでしょうね。
または、多くの同じような思いの人たちも含まれるのかもです。

トモ役・・・
柿原りんかちゃん、きれいな顔立ちで将来が楽しみな感じでした!(^^)/

最後に
最近の映画は観ていてとても考えさせられます。
若い時にはストーリーそのものだけを観ていたように思いますが
今は、その役(事情だったり)の裏側にあるものを深く考えてる観るように
なりましたし考えさせられます。
むかし観た映画も、きっと今観るとまた違った角度気持ちでみれるのでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまたね💛

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