今回は北川景子さん中村倫也さん出演の
映画ファーストラヴを観てきた感想・ネタバレです。
全ネタバレなのでまだ観ていない方は注意してくださいね!
こんにちはroihiです。しばらくぶりに映画を見てきました~。
ファーストラブ、原作本を先に読みたかったけどなかなか時間が・・・
って、いつものように何の前知識もないまま観に行くのも
自分の想像と違っていた時のドキドキ感が面白いのですよね!
今回もそんな大どんでん返しと深い話にちょっと感動してます。
もちろん今回もauマートパスで割引1400円で観てきました!
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出演
北川景子・・由紀(公認心理士)
中村倫也・・迦葉(弁護士)
窪塚洋介・・我聞(由紀の夫写真家)
芳根京子・・環菜(父親を殺した娘)
木村佳乃・・環菜の母
あらすじ
父親を刺して殺してしまった環菜、取り調べで動機を聞かれると
「動機はそちらで探してください」と言い放し世間ではその言葉が
一人歩きをしていた。そんな中、公認心理士の由紀は環菜の心の奥に
ある真実を突き止めるべく取材をする事にした。
一人歩きしている「動機はそちらで探してください」に対して
環菜はそんな言い方はしていないというも、何か諦めきったような
陰を持っているように見える。
面会のたびに態度が代わり話が二転三転する。が、ある日由紀の
質問に大きく取り乱した。
由紀はその過去に何か原因あると思い探し始める。その過去が明らかに
なるにつれ、由紀は自分の過去にも同じような事があったと思い出す。
環菜は父親を殺した殺人犯なのか。判決はどうなる!!!
『ファーストラヴ』
本編全ネタバレ( まだ観ていない方はご注意ください)
ここからは全ネタバレ、結末を含みますのでまだ観ていない方はご注意を
お願いします。
血の着いた包丁を持って血まみれになった大学生が土手を歩いているシーン
から始まった。ニュースでは22才の大学生が父親を殺し
『動機はそちらで探してください』と言い放ったことが大きく報じられていた。
その事件を知った由紀(公認心理士)は、環菜(殺人の疑い)に何か事情があるに違いないと思い取材を申し入れる。環菜の弁護人は庵野迦葉(由紀の夫我聞の弟)であり、ともに事件の真実解明に挑むことになる。
由紀は何度か面会に訪れ環菜から話を聞き出すが、あまり本当のことを言って
いないように感じる。
そのころマスコミでは環菜が以前に交際していた相手のコメントが発表されていたが、その事について環菜は好きでもなかったが2年半付き合っていた、由紀は好きでもない人と2年以上も付き合っていたのか?聞く。
環菜は、なかなか別れられなかったと言った。
由紀は、本当に人を好きになった事があるか?を聞いてみると
環菜は小学生の終わりから初恋だった当時大学生(ゆうじくん)の人が
いたと話したが、急に手が付けられないほど取り乱してしまった。
由紀は、何か環菜の幼少時代には事情があるのではないかという想い
そして自分の幼少期とも通じるものあるような気がしていた。
由紀は迦葉に、自分たちの事情はさておき一緒に環菜の真実を探る
為協力しようと言うが、どこか冷めたような冷静な弁護人の迦葉だった。
が、二人で元カレのところへ話を聞きに会いに行った。
彼は、別れたのは環菜の浮気が原因で最初に関係を持った時も環菜は
笑っていたといい、環菜の無理やりという話しとは違った。
また、環菜にはリストカットの後が複数ある事を聞かされた。
迦葉が環菜に面会に行き、元カレにあった事。彼の話と違う事を伝えると
「男はみな、最後は同じく体を求めてくる」と言った。
由紀と迦葉は、検察側の証人に立つという母親に話を聞きに行った。
普通は娘の弁護側の証人になるべきはず、そこにも何か事情が訳があると
のではないかと想像する。
そこで母親から、アナウンサーになることは父親は反対していた事。環菜がちょうど思春期に当たる小4から中1くらいの間、父親のデッサン教室でモデルをさせられていたことを知った。モデルの態度など父親がかなり厳しくしていたようだ。
しかし、環菜の腕の傷については本人からニワトリに噛まれえたと聞いていて
それ以上は感知していないと答えた。
由紀は、前回のゆうじくんのことを環菜に謝りにいくが、環菜は誰の事?と言わんばかりに態度が違う。そしてリストカットのこともニワトリにやられたとしか
話さなかった。
由紀は
環菜の幼少期のことを探る為、初恋だったというゆうじくんを探しにいく。
当時アルバイトをしていたコンビニを訪ねるが苗字も分からず10年前の事で
手がかりが無かった。
その時迦葉から、当時のデッサン教室に参加していた人物が富山にいる事が
分かったと連絡がきて、由紀は一人で富山に行くことを決意する。
しかし行きの電車の中に迦葉がいた。二人でその人に会いにいき当時のデッサン
を見せてもらう事が出来たが、そこには裸の男性に囲まれた環菜の姿が描かれて
いて二人は衝撃を受ける。
その夜二人で食事をしながら迦葉は、由紀が環菜に自分を重ね合わせている事
兄で夫の我聞には過去の秘密を話していない事を問う。
由紀の父親も若いころ、海外出張のたびに少女を買春していた。由紀も子どもの時、父の車のダッシュボードからはみ出たそれらの写真を見た事があったが、何かの勘違いだろうと思っていた。
そして20才の成人式の朝に母親からその話を聞かされ、なぜこの成人式の日なのか、そしてそれを知って許した母親に嫌悪を抱き嘔吐してしまった。
迦葉との出会いは大学構内で雨の日に傘がなく途方に暮れていた由紀に
迦葉が傘を貸してくれるが由紀は断った。孤独な目をする由紀を掘っておけなくて居酒屋に誘った。都内に居ながら一人暮らしをする由紀と、おばの家で育てられた迦葉。同じ年で話も合いすぐに意気投合する二人。
海へ出かけると帰りのバスに乗り遅れホテルに泊まることに。
いい雰囲気であったがそれに関して迦葉は急激に人格が変わり乱暴になった。
由紀は恐怖を覚え、迦葉はいつもはこんな事ないのにというと、由紀に
「母親を求めているだけのセックス依存症です」と言われ首を絞めてしまう。
ふと我に返り壁を殴って穴をあけてしまった。
それから二人は会っていなかった。
迦葉が言っていた写真家の兄の個展を偶然に由紀が見つけ入っていく。
父親と娘の写真を見て涙を流している由紀に我聞が声をかける。
二人は親密になっていくが由紀は我聞に迦葉のことを伝えていないまま
夫婦となった。
由紀は、自宅で写真館をしながら家事など由紀のサポートをして
くれている我聞にどこかうしろめたさを感じていた。
居酒屋を出ると土砂ぶりの雨になっていた。迦葉が由紀を見つめるが
由紀は当時の迦葉との教諭を思いだし走りさってしまった。
久しぶりに我聞が外で食事をしようと由紀を気遣いレストランの予約を
していたが、そこへコンビニの店長から連絡があり当時アルバイトのゆうじくんの消息が分かった、由紀はゆうじくんへ会いに行き当時の事を聞く。
小学校を卒業したばかりの環菜と出会い、しばらくの間一緒に過ごし
たりしていて、その間に少女にいたずらもしていた事を明かした。
その時環菜は、「慣れているから大丈夫」と言ったと。
環菜の父親に見つかり連れ戻される環菜。自宅でのデッサン教室に恐怖を
感じていた事を聞いていたが、自分が訴えられでもしたら大変だと思い
連絡を取らなくなった。
今は妻も子もいて証人に立つことはできないと言ったが、由紀は
自分も父親となって、環菜のその境遇は虐待であったと思わないのか
と責めた。
由紀は迦葉にそのことを電話で伝えると、先走るなと言われたが
その足で環菜に自分の心の傷も話すつもりだと伝え面会に向かった。
環菜にゆうじくんと会ったことを伝え、彼には家庭があったことも話した。
頼んでいないことをしないでくれと環菜は怒りを露わにした。
男性の前で我慢して笑顔を見せるようになったのはどうしてかと聞くと
父親の目が怖かったからだと言った。母親は悪くない、実は父親は
血がつながっておらず母親も父には恩があるからという。
そして「私はお父さんを殺していない」と供述を覆した。
由紀は待ち合わせの我聞に行けなくなったと告げ電話を切る。
そして向かったのは迦葉のところであった。環菜の言葉を伝え
無罪の主張をすべきだというが、弁護士の迦葉はこの時点での路線変更は
特作ではないと言った。自分たちが信じなくて誰が環菜を救えるのかというも
迦葉は由紀の自己満足だと言い放つ。由紀は事務所を出ていってしまうが
その言葉にショックを受け過呼吸になりゆらついていると、目の前交差点の
先に我聞を見つける。
我聞に駆け寄ろうとして、ふらついた由紀は交通事故に合ってしまった。
目が覚めた時は病院のベットで横には我聞が付き添っていた。
あらためて我聞に秘密にしていた過去のトラウマ、迦葉とのことを
由紀が話始めると、我聞はやさしく「気づいていた」と言った。
あの時交差点にいたのも迦葉から連絡があったからだと。
胸のつかえがとれ由紀は泣きじゃくった。
法廷では、弁護側は事故であったことを主張した。
検察側の証人にたった母親は環菜が嘘をつく子だと訴え、腕の傷についても
ニワトリにやられたと言われて信じ、それ以上傷が増えたがどうかなど
分からないと言った。デッサン教室での出来事も証言が曖昧であり
すべてを知っていて隠していた。
次の法廷では、ゆうじ君が弁護側の証人に立っていた。
なぜ今承認する気になったか問われ、自分も娘も持ってみてあの時もっと
違う事ができたのではないかという罪の意識だと言った。
それを聞いた環菜は涙していた。
そして環菜の尋問では、事件当日の真相が語られた。
アナウンサー試験に落ちて父親にダメな自分を許してもらうには
自傷しているところを見せる必要があった。
最初に、殺してしまったと言ったのは母親がそう言ったのでそうだった
のかと思い込んだ。
自傷した自分を大学のトイレに父親を呼び出し見てもらった。
父親が母親に電話をしようとしたので、それを止めようと揉みあったとき
父親が足を滑らせて環菜におおい被さって包丁が刺さってしまった。
倒れた父を放置したのはその目が怖かったからだと。
アナウンサー試験も沢山の男性に見つめられデッサン教室を思い出した。
自傷したところを父に見せると傷がなおるまで人前にでるなと、モデルを
しなくて良かった。恐怖から逃れるには血を流すしかなかったと。
判決では
包丁を購入し大学に行き、倒れた父親を放置したとして
環菜に懲役8年が言い渡された。
ある日の我聞の個展「家族のかたち」が開かれ、会場の隅には
【私の原点】という我聞、迦葉家族の小さな一枚が飾られていた。
そのベンチにいた由紀に、迦葉は環菜からの手紙を渡した。
手紙には二人への感謝とが、自分の意志で発言していい事、すべてを
話して心がすっきりしている。しっかり刑を償っていつか自分で事件の
ことを書いてみたいと綴られていた。
普通に会話している迦葉と由紀、迦葉は「あの兄貴で良かった」と言った。
ギャラリーに戻り、家族写真の前にいる我聞に由紀は寄り添う。
迦葉が家に来て初めて取った一枚で、笑わない子だったので
無理なりくすぐって笑わせたと話した。
END
おばさんの感想
相も変わらずに、前回行った映画館での予告をさっと見ただけで
『動機はそちらで探してください』
の意味は?と考えていたけど、その言葉自体「そんな言い方はして
いない」というところから・・・???って感じで観始めました!
父親を殺してしまった大学生の幼少期の秘密
由紀の幼少期のトラウマや迦葉と我聞、由紀の関係性
ストーリーは意外と深い内容だったと思います。
判決の結果は、想像と違って有罪になったのは驚きましたけど
それも敢えて環菜な自分をさらけ出しじっくりと向き合える時間を
想定してだったのでしょうかね?
ょっと分からなかったのは、最初に迦葉と由紀が付き合っていて
ホテルでいい雰囲気になった時になぜ迦葉が豹変したのか?
離婚して母親が居なくおばの家で育てられて、兄との比較をずっと
気にしていたのか?もう少しそこの説明が欲しかったと思いました!
さて、主演の北川景子さんやっぱりキレイ~。そして泣くシーン
事故のあと病院で我聞に秘密を明かす時の泣き方は、そんなに泣くかと
いうくらいの名演技で素晴らしかったです!
それから迦葉役は、中村倫也さんよくTVでは見ているけど演技をしっかりと
見たのは初めてかも、なかなかいい俳優さんなのですね!
急に好感持ちました。
そして最後まで、誰か分からなかったのは由紀の夫役の我聞
エンディングでやっとわかった”窪塚洋介さん”
え~つ、役柄も良かったけどすごく味のあるいい男性になっていて
全然わかりませんでした。最後まで誰だろうと思ってみていた(笑)
本当に役柄もですが素敵な雰囲気になっていました!
また木村佳乃さん、TVのバラエティ番組ではぶっちぎりで面白い
ですが、女優業となると本領発揮ですね。
意地悪な母親役でしたが、ピッタリとあっていました。
という事で、今回もストリーはもちろんですけど
俳優さん達の名演技に感動の一作でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまたね💛
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