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全然違った!映画「鈴木家の嘘」とは?全ネタバレと感想・深い

こんにちは、roihiです。

今日は、またAmazonプライムで映画「鈴木家の嘘」を観た感想ネタバレです。

最近は、あまりTVを見なくなったので、Amazonプライム大活躍!
とっても楽(外に出なくていい)で自宅で楽しんでいます。(#^^#)

「鈴木家の嘘」

このタイトルとあらすじが気になったので観てみましたが、出だしからビックリ
気の弱いかたは無理かもです。

私も本当は、人が亡くなるとか入院とか近くに経験したのでそういうシーンを
見るのはちょっとしんどいです。

映画=架空の話しとは分かっていても・・・笑
途中から復活しました!

出演

岸部一徳 鈴木幸男(父)
原日出子 鈴木悠子(母)
加瀬亮  鈴木浩一(兄)
木竜麻生 鈴木富美(妹)

あらすじ

4人家族のお話ですが、突然に長男(兄)が亡くなり、そのショックで母親が
記憶をなくす。母が衝撃を受けることを気遣い、兄が亡くなった事を嘘をついて隠し続ける父と娘、兄は何を思っていたのか。引きこもりだった兄へのそれぞれの家族の想い、胸の内が徐々に明かされていくストーリーです。

あらすじ、全ネタバレですのでまだ観ていない方は
ご注意くださいネ。

本編全ネタバレ(まだ観ていない方はご注意ください)

(衝撃的なスタートですので気をつけてお読みください)

映画は兄が部屋の片づけ、窓を開けぼーっと遠くの外を眺めるシーンから始まり
その次に起きた事は

押し入れの柵にあったひもに首をくくって自殺をしてしまった。

昼時の買い物から母親が戻り、オムライスを作ってたまには一緒に食べようと
息子の部屋へいく、応答がないので開けて入ってみて衝撃の場面を発見する。。

母親は半狂乱になりながら1階の台所から包丁を持って息子の部屋へ戻るが
地べたに倒れ、天井を見上げ揺れる蛍光灯の紐を見ながら気を失う。
母親の手首には血が滴れている。

時間は夕方になり、大学生の妹が帰宅しお昼の用意がそのままストーブの湯も
湧いたままで母親がいないため探して2階へいくと、兄の部屋のドアが開いていて倒れた母親を発見する。救急車を呼ぼうと電話に手をかけガラス越しに映った
兄の衝撃の姿を発見する。

母親は意識を失ったまま入院していたがある日目を覚ます。
病室では、父の妹でおば(岸本加代子)、母の弟でおじ(大森南明)、父
妹がそろっていた。

しばらく寝たままだったので発声できない母に代わり叔父が通訳をする。
「浩一は?」

記憶を失っている。

とっさに妹は、お兄ちゃんはいま叔父さんのところで仕事をしていて
アルゼンチンにいると嘘をつく。叔父も話を合わせた。

遺骨は自殺は罪だといって、墓に入れてもらえずに自宅にあった。
母の退院の日が近くなり、息子の部屋を片付ける父親。
遺骨・遺影を包みクローゼットにしまった。

部屋のイメージは、引きこもりから脱しアルゼンチンで楽しく働いているように
アルゼンチンの雰囲気を醸し出した。

退院した母親、息子の部屋へ入るも当時のことは思い出せない。その数日の記憶を失ったままである。

「やっとこの部屋から出れた」と母親は喜んでいる。

妹は、母親を安心させるために兄からの手紙を装って文章を書き、叔父のアルゼンチンの友人北別府(宇野祥平)がアルゼンチンからエアメールで送っていた。

母親はすっかり信じている中で、父と娘はそれぞれの想いを整理していた。

娘は、愛する人を亡くした人達のコミュニティーに参加をするも、まだ兄の
自殺については話せないままでいた。

父は、息子の部屋で見つけたソープランドのチラシを頼りに息子が何を思って
いたのかを追求しようとしていた。

ソープランドでは、同じく「イブちゃん」を指名するも料金トラブルで
娘にお金をもって迎えにきてもらう羽目になるが、まだ兄の足跡を追って
いることは言っていない。

アルゼンチンへ出張へでる叔父に、母は息子へのお土産とオムライスなど
色々と持たせるが、後日生ものは海外へ持ち出せないことを知り、叔父に
疑いの目を向けるが、叔父は姉さんがあまりにも楽しそうにしているので言い出せなった、オムライスは自分が食べたと言って誤魔化すと母はあっさり納得して
まだ嘘はバレなかった。

妹は、生前に兄と喧嘩をしてしまったことを悔やんでいた。
コミュニティーへ何度か参加してもまだ話せないでいる。
自分も苦しい中で、兄になりすまし手紙を書き続けている。

ある日父親は、息子の部屋から生命保険の用紙を見つける。
1,000万円、受け取り人は妹とソープランドのイブちゃんになっている。

妹は、それはどういう意味か。喧嘩の当てつけか自分はいらないと父にいう。

父は、自分が息子から逃げていた事、なんでもいいから息子の事を聞きたくて
イブちゃんと話しをしたいとソープランドに行くが受け入れてもらえない。

母はまだ疑いもせずに、妹へも喧嘩のことを手紙であやまってはどうかというも
妹はその喧嘩の日を思い出してしまう。

引きこもりの兄の誕生日に、ケーキを買い二階にいる兄に向ってバースデーソングを歌い妹にも促すが、引きこもって甘えている兄にいら立ち、部屋のドアを強く叩き叱責してしまった。

父は、ある時病院に連れて行こうと車に息子を乗せ走行中に息子は車から飛び降り、「病院へ行かない、おれは病気じゃない」と言った事を、父もまた自分を責めている。

妹は何度目かのコミュニティーで、ようやく兄の事自分が叱責してしまったことを打ち明けるが嘔吐してしまう。コミュニティーにはさまざまな人が来ているが
表面ではわからない苦悩をまだまだ抱えている事を悟る。

叔父は事業をアルゼンチンから撤退し結婚をする事になる。
いよいよ、兄の事を隠し通す事ができなくなるであろう。

叔父の結婚パーティーを鈴木家で行っているとき、ちょうど誕生日が近い
浩一のことも一緒に祝ってほしいと母親がケーキをもってくる。

ビデオ撮影をしていた妹の表情がくもり、叱責した誕生日を思い出させる。

こらえて堪えて
ついに、娘は母親に「お兄ちゃんはアルゼンチンにはいない」と言ってしまう。

「どういう事?浩一はどこにいるの?」と混乱する母親

パーティの参加者に、浩一の代わりにアルゼンチンから手紙を書いて送る
役割をしていた叔父の友人北別府も、「そうだそうだ浩一はどこにいるんだ」と
酔っぱらった勢いで追い打ちをかける。

二階にいるのだろうと、ずかずかと上がっていき探しまくる。
クローゼットから浩一の遺骨と遺影が落ちてしまった。

そこに母親も上がってくる。。。それを見て呆然となってしまう。

徐々にあの日の記憶が蘇ってきた母。

記憶が走馬灯のように駆け巡る。
昼時おたふくソースをかけたオムライスを一緒に食べようと二階へ上がる。
ドアが開いていて部屋に入ると、浩一の惨い姿を発見する。

泣き叫び狂乱し、1階へ包丁を取りにいく。
浩一の首のロープを包丁で切ろうと無我夢中に包丁をふり、自分の手首にも
沢山の傷ができた。ロープが切れないまま意識を失っていく。

改めて納骨が行われ、母と叔母は浩一の遺骨の一部を持ち帰る。
3人は改めて浩一の死について考えている。

母:受け入れられない日々の中で、浩一が死んだのは自分のせいだ
浩一を殺したのは自分だ。
あの日の昼食、オムライスにおたふくソースが好きな浩一の為に切れた
おたふくソースを買いにいったがために・・・
そもそもオムライスにおたふくソースをかけることを教えていなければ。
産まなければよかったとまで言う。

父は、それは絶対に違うという。

母は、浩一の部屋にこもったきり出てこなくなってしまった。

ドア越しに

娘:これまで胸につかえてきた事。あの誕生日の日にお兄ちゃんへ
「生きてる価値がないなら死んだら」と言ってしまった事を打ち明ける。

娘も自分の罪深さに耐えきれなくなり、川へ水深自殺をしようとする
そこへ母親が助けにきた。

兄ちゃんに会いたい、お兄ちゃんに謝りたいと泣き叫ぶ娘を抱きしめ
「ごめんね、ごめんね」という母。

子供は亡くなった兄だけではなく、娘富美もいてつらい思いをさせた事を
謝っているように見える。

父が連絡をしたのは、霊媒師であった。
浩一の部屋で、霊媒師と、父・母・娘で兄の言葉を聞こうとしていた。

霊媒師に乗り移った浩一は、「おとうさん・おかあさん」妹は分かる?
返事をごまかす。

霊媒師は「とにかく生きているのがつらかった」と浩一の代弁をし
父は、ソープランドのイブちゃんを覚えているか聞いたが霊媒師は
「犬?」

妹は、「あの時はごめんなさい、ごめんなさい」と伝えることができた。

皆に見守られ穏やかに天国へ行ったと残して霊媒師は終了した。

その日は3人で浩一の部屋へ川の字になって眠り、翌朝母・父が先に目覚め
あの霊媒師は偽物ねと笑う。

ある日ソープランドから連絡が入る。大きな荷物を沢山車に積み
道すがた3人でソープランドに行って浩一の事を聞きにいくのだろう。

「3人でいったら、イブちゃんビックリするだろうな」というところでEND。

おばさんの感想

自殺の真相は・・・
浩一の死の理由の真相がわからずじまいでしたが、これが自死した家族の想い
実態なのでしょう。

監督・・・
実はこの野尻克己初監督の映画だったのと、野尻監督のお兄様も自死されているそうで、それでこの作品をつくるには大変な精神力をもって
また乗り越えられたのだと思いました。

全然違った・・・
最初は思っていたのと全然違い、ショッキングな場面からのスタート
年食ったおばさんでもちょっとドキっと感がありました。

深い家族の在り方がどこにでもある・・・
今朝は元気だったのに事故にあう時もあるでしょう。

もう少し目を見て「行ってらっしゃい」言えば良かったとか。
喧嘩の後謝っておけばよかったとか。
病気やケガになることもある元気なうちに色々遊びにいけばよかったとか。
しっかり親孝行しておけばよかったとか。

ずっと、今の生活が続く、幸せが続くと思っているのでいつもの風景のまま
何となく過ごしてしまう。でもその時は事故や病気などいつ来るか分からない。

日々、

素直に感謝を伝えながら生きなくてはいけないと思う映画でした。

おまけ・・・
ラストは引越しも予定していたようなので、引越しの為の荷物なのか
でも、家には遺影がそのままだし・・・と、変なところで最後しっくり
きていないおばさんでした。残った3人は少しづつ元気を取り戻していた
ようなのでハッピーエンドですが。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それではまたね💛

Amazonプライムでまだまだ観ていきます!

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