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映画『浅田家』想像以上!あらすじと全ネタバレ

こんにちは、roihiです。

今日は、映画浅田家を見てきた感想・・良かった~~~~~!

浅田家公式ページ

https://asadake.jp/

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お試しもありますので是非利用してみてはいかがでしょうか。

あらすじ、全ネタバレですのでまだ観ていない方は
ご注意くださいネ。

出演

二宮和也 浅田攻志役(次男本人)
妻夫木聡 浅田幸宏役(兄)
黒木華  川上若菜役(幼馴染恋人)
菅田将暉 小野陽介役(写真を洗うボランティア青年)
平田満  浅田章役(父)
風吹ジュン 浅田順子役(母)

あらすじ

写真家・浅田政志さんが、父親の影響で写真家を目指すも挫折や、うまく行かずに道を踏み外しそうになったり、幼馴染で付き合っている彼女との絆、家族の絆、周囲を巻き込んで写真家になるまで。

写真家となった後に至るまでの実話を描いた映画です。普段あまりあらすじなどは読まずに観始めるのですが、今回はざっとあらすじを見てからいきました!が、それでも想像以上に奥深い作品でした。

将来の夢の職業につける人はごく一部だと思いますが、なるべくして写真家になり、その才能をもって他の家族にも写真を通じて永遠に残る”家族愛”を提供してこられたのだと思います。

の前に注意事項

映画の前半はコスプレの家族写真を撮る明るい家族の様子ですが、後半は東日本大震災がメイン舞台になりますので当時を思い出す映像が沢山あります。ショックを受ける可能性もありますのでご注意くださいね。

本編全ネタバレ(まだ観ていない方はご注意ください)

映画は、浅田家のお父さんが亡くなりお葬式の準備のシーンからスタート。
そのお父さんの遺影を写真家の浅田攻志(ニノ)が用意をしたが、それは

なんと、消防士のコスプレをした父の写真であった。

兄の幸宏は、自由気ままな弟のこれまでを回想しながら呆れ、今日に至るまでの
ストーリーが始まる。

看護師の母に変わり、浅田家は父親が家事をする。ある日おやつ作りをしていて
足に包丁を落とした父、そこへ政志が学校から帰ってくる、血だらけの父から
「おかあちゃんに連絡して」と言われ、政志は急いで玄関に行くがそこで、政志自身も転倒し顔から流血、二階にいた兄に助けを求めると血だらけの政志を見て驚いた兄も階段から転倒し流血。結果的に3人そろって母の病院で手当てを受ける羽目になるが、明るい母の「笑うしかない」に家族はホッと笑顔になる。

元々、父親がカメラ付きで毎年兄弟の写真をとっては年賀状にしていた。小学生の誕生日の時に、父親からカメラを譲り受けプレゼントされた政志も写真に目覚めていく。ある日、同級生の若菜の写真をと撮ろうとした政志だが、不自然な表情に納得なくてなかなかシャッターを切れない。

何気ない会話を重ね、ふと若菜が自然体の満面の笑みになった瞬間を1枚に収めた。若菜は大きくなってもこの1枚をとても大切にしていた。

高校を卒業して政志は写真家を目指し専門学校へ進み実家をでるが、それから2年まったく音沙汰がない。ある日学校に行っていなくこのままだと卒業できないと連絡を受けた母、母の代わりに主夫になることを選択し家事をする父も心配している。

政志は、学校の先生から「1枚の写真で自分を表現する」というお題をだされ
それが出来なければ卒業できない。
「一生に後1枚しか撮れないとしたら何を撮る」と問われ、政志はふと3人そろって病院でお世話になったあの日を再現した”家族写真”を思い立つ。

ある日突然、政志が帰ってきた。その両腕にはタトゥが手首まではいっていたが
家族は大きく動揺することもなく将来どうするのかを案じている。
学校卒業の危機、最後の一枚の事情を話し家族写真の協力をお願いした。

病院を借りて、当時からは成長した自分・兄・父・看護師の母の写真を撮った!見事に学長賞をとり学校は卒業できた。

それからしばし実家に戻ったものの、だらだらと生活をしている政志に若菜は
やりたかった仕事が決まり東京へ出ていく。
写真を撮らない政志に愛想をつかす言葉を放つ。

ボーっと釣りをしている政志に父親が声をかけにくる。政志はやりたい事を見つけてできるといいな、と。

政志は父の生き様に後悔はないのか聞く、本当はなりたかったものは【消防士】
という父の言葉に、これだとひらめき家族の夢を叶えるべくコスプレをして実物を借りて写真をとる事を重ねていった。嫌がる兄も、両親が喜ぶのでしぶしぶ付き合わされていた。

父の夢・・消防士
母の夢・・極妻
兄の夢・・レーザー

など、どんどんエスカレートしていったがあらゆる場面を浅田家バージョンで
家族写真として行った。

浅田家公式ページ

家族写真の枚数も増えて自信も出ていた政志、東京へ出て写真家として勝負する事を決意し上京。若菜を訪ねて居候をさせてもらい、カメラマンアシスタントと出版社への売り込みをしていたが、ことごとくただの家族写真だとNGであった。

泣き言をいう政志に、個展をやろうと費用も立て替えてくれた若菜。
(売れたら倍返し)
個展はまずまず成功し、そこにたまたま来ていたバカ受けしているおばさん。
一度遊びに来たらおいしいお酒を飲ませるという、置かれたその名刺は出版社の女社長だった。

後日政志はその出版社を訪ね自分の目標を話すと、あっさり女社長はうちでやればとトントン拍子に写真集【浅田家】が出版された。

だが、そんな簡単に売れるはずがなく政志の気持ちも腐っていくが、若菜の叱咤激励、女社長の明るい「良いものはいい」という言葉に支えられて何とか頑張っていた。

そんな中、写真界の芥川賞とも言われる『木村伊兵衛写真賞』を受賞し、両親・若菜を喜ばせる事ができた。

写真集も順調に売れ、後記の「あなたの家族写真を撮ります」へも次々応募が くるようになり、最初に撮ったのは岩手沿岸の家族で娘の小学校入学記念写真を自然体の表情を最高の1枚に収め、政志にとっても印象に残る【高原家】の家族写真となった。

順調に写真家として歩み始めていましたが、そんな時東日本大震災が起きた。

政志は、高原家の安否がどうしても気になり現地へ向かうが、目の前に広がる悲惨が状況に呆然とする。高原家の消息を探し避難所などを回っていた時、泥だらけの写真を拭いて被災者へ返すという活動をしている青年に出会った。

彼もまた友人を探しに来ていましたが見つかっておらず、そんな中でこの活動を続けていていいんか悩んでいたが、毎日政志が手伝ってくれたりサポートしてくれる人が増え、活動はどんどん大きくなっていった。
時には、そんな作業を目障りだと怒鳴ってくる中年男性もいたが気にせずに
やろうと進め小学校の1Fを使わせてもらえるほどになる。

その小学校へ、いつかの怒鳴っていった男性が入室してくる。
政志は、その人が写真を探しに来たことを察し「ここは自由に見ていいんですよね」と、周囲を促すように話す。皆はまた何か文句を言いに来たと思ったが
男性の口から、娘さんが機能ようやく見つかったが遺影にする写真がないことを聞いた。

政志や小野は、一緒に探すことを提案するが顔が分かず探しようがない。男性を見守るしかなかった。しかし残されていた卒業アルバムの中から探すことを思いつき、無事にその男性の娘さんの写真は見つかった。

同じく被災地で知り合ったリサちゃんという女の子も、父親を亡くし父の写真だけが見つからず探すために何度も返却写真を見に来ていた。先日の男性の写真を皆が探しているのを見ていて、自分の父親の写真も探してほしいと言うが
それは出来ないと断る。ならば家族写真を撮ってほしいと、自分の家の無き後へ連れていかれるが政志は撮ることができないと断った。

実家からのメッセージビデオが届き、みんながラグビーのコスプレをして父親の誕生日には帰省するように兄からのメッセージを受けて、政志は帰省した。父親の誕生日を祝っていたその時急に父親は倒れてしまった。命はとりとめたが後遺症が残る可能性がある。

浅田家の最近の写真をいつ撮るのかと楽しみにしていた父親の夢を叶えられないままとなってしまうのか。また政志は力を落としていると若菜が戻ってきて
決着をつけたい、これまでかけた200万を返すか結婚をするかの選択を迫る。
政志はオロオロしながらも去り行く若菜の背中に向かって

200万払うのはぜったいにヤダと叫ぶ。

歩みを止めずに振り返らない若菜は涙している、そこへ政志の母と兄が通りかかり事の経過で嬉し泣きで有ることを聞いて喜ぶ。

政志は兄と父を見舞いにいく前に神社へ祈願に寄る。その場所は小さいころに父が撮った年賀状用写真を撮った場所、その時の光景を思い出しながらリサちゃんの内海家の家族写真をとるヒントを得て、父の見舞いを返上して東北へ行くことを決意し母へ伝えた。母親は病気の父を残していく母親の痛みであると初めて政志を叩いた。

よほど大事な事であろう好きに生きて、時には家族を喜ばせればいいと母に言われ政志は再び東北へ向かう。

駅に入る寸前追いかけてきた兄から父の意識が戻り預かった伝言を聞く。

「浅田家の写真はいつとるのか、それまでリハビリを頑張っている」

再び東北へ向かった政志はリサちゃんんに、家族写真は撮れると提案する。
一番の思い出、海へ母親・妹と寒空に海水浴の恰好をして整えた。

リサちゃんがつけていた父親の形見と思われる時計をちょっと借りて
お父さんの写真がないのは、いつも撮る側であった事を政志のカメラと腕時計を見てリサちゃんも気づく。

「お父さんいつも写真撮ってくれていたね」満面の笑みの3人の家族写真が
リサちゃん手作りのアルバム【内海家】に飾られた。
写真が周囲に与える大切な理由、自分がなりたい写真家になった事を実感した。

東北を離れる日、掲示板に高原さん一家の無事の記しを見つけた政志は心から安堵した。

幕開けの回想に戻る。ついにこの時が来てしまった。父が亡くなりお葬式。
母、兄の奥さんと子供、政志の奥さん若菜と子供、消防士のコスプレをした父の遺影。孫がおじいちゃんと足をさする。ダメよと促す兄嫁。

「おっ、おと~さ~~ん」 泣き崩れる母親

・・・「今のはいい演技だったろ?」母
・・・「政志、もう飽きたわ」父

孫も巻き込んでこれも浅田家の新しい家族写真の1ページであった。

おばさんの感想

食事のシーン・・
主夫のお父さんが作る料理を家族がおいしそうに食べるシーンが沢山あって
何気ない幸せを感じる。

泣くシーン・・
ニノが演じる政志、その時々で泣くか泣かないか切ない表情が沢山あってグッとくる。リサちゃんの家族写真を撮れない時はシンドイ。

若菜のいい味・・
最近よくTVで見るようになって、平凡な感じの子だと思っていたけど役柄では
さっぱりとした強い女性を演じイメージが変わって好感度アップ。

菅田将暉の役・・
写真を洗う青年の役でしたが、もっとインパクトある役かと思っていましたが
ストーリーがストーリーだけに控えめでした。

妻夫木聡・・
久しぶりに見ましたが、いい感じの大人になっていました。
それなりの年齢になったのでしょうが若い!

それぞれの家族に色々な事情もあり、表面に見える幸せだけではなくそこに至るまでやそれから・・幸せの形はどんどん変化していくのでしょうね。
あらためて家族っていいなーと思う作品でした。

それではまたね💛

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